◇セリエＡ：　†‖　パルマ　†‖　

いつもラツィオの試合を見てて感じるんですが、異常にブーイングをします
よね。特に、アドリアーノがボールを持った瞬間なんてひどいです。あれ
は、黒人だからなんですよね。前は、テュラムがボールを持つ度にブーイン
グをしてました。あれってクラブはなんとかしないのかな？ラツィオは人種
偏見のクルヴァが有名ですが、今日もテレビ見てて、音消したろか！って思
いましたもん。まぁクルヴァの目の前でゴール決めたアドリアーノは最高で
したね！

９／１４　ＶＳ　ペルージャ（ＨＯＭＥ）ＳＣＯＲＥ：３−０　〇
得点者：ブレシアーノ・アドリアーノ（ｒ）・ジラルディーノ

ここのところチーム批判ばかりでしたので、今回は素直に大勝を喜びたいと思って
います。（笑）

１点目は、左サイドに開いたシェリッチの横パスをモルフェオが得意の左足からダ
イレクトでスルーパス。
ライン裏に飛び出したブレシアーノが鋭いシュートを決めて見事に先制！
ブレシアーノの飛び出し＆シュートもさることながら、柔らかいタッチから繰り出
されたモルフェオのサイドスピンをかけたパスは本当に美しいものでした。
久しぶりにセリエＡで芸術的なプレーを見た気がします。

そして、プランデッリの望む攻撃の形をはじめて明確に見られました。
ブレシアーノを左で起用し続けた理由がやっと分かりましたよ。
素晴らしいシュートを持っていたんですね。

得点王を狙うアドもＰＫで順調にゴールを重ね、ユース世代で結果を出しているジ
ラルディーノがダメおしの３点目を決めて、チーム全体のムードも明るくなってき
ました。

日頃、悪いといわれてる球離れに関しても、今節の試合を見る限りは良かったか
な？と思ってます。
ゴールにこそなりませんでしたが、アドがポストプレーからシンプルにはたいてブ
レシアーノのシュート、という形も何度かありましたし。

ＤＦのバックアップにはやや不安が残りますが、攻撃のプランは少しずつ見えてき
たので、サッキが骨格を作り、プランデッリが提唱する組織プレーが完成すれば上
位進出も夢ではないかも・・・・

ベロンべーロンさんや葛飾クラブさんの言う様な１stストライカーを活かす,まさ
に "勝負時にちょこっとボール受けて決定的なパスを出す"
でしたねぇ。モルフェオのアドリアーノの得点直前のパス。

ブレシャーノとジラルディーニョのシュートも見事でした。。（試合のＴＶ放送な
しだったので、ダイジェストみたいので見ただけですが）シュートシーン以外はど
うだったんでしょうか？　ダイジェストではヒデはまったーく出てきませんでした
が、彼のできはどうでした？　

ブリ−ギに関してはブレシャで試合でているようですし、成長してもどってくるこ
とでしょう。

カルチョ用語解説です。

☆セカンドアタッカー／セコンダ・プンタ
セコンダ＝（第２）の意。第１ＦＷはプリマ・プンタ

☆トップ下／トルクアルティスタ
トルクアルティ＝４分の３の意。フィールドの３／４に位置する人。

☆プレーメーカー／レジスタ
レジスタ＝演出家・映画等の監督の意。中盤の底に位置するゲームメーカー。

さて、本題に入ります（笑）

＞ブリーギ
私がブリーギにこだわってしまうのは、一昨年のチーム得点王・ディバイオをユー
ヴェへ放出する際に、フロントが熱烈に獲得を打診したはずの選手だからです。

ベロンベーロンさんの言うとおり、私もモルフェオを司令塔にしてボールを持たせ
すぎるのは危険だと思います。
プレッシャーの少ない３列目にゲームメークを任せるという点も賛成です。

しかし、現在のスタメンであるバローネもブラージも「堅実なつなぎ」が売りの選
手で「後方からの展開力」という点ではブリーギが優れていると思います。
確かに、守備面の安定感で現在の２人のコンビにはかなわないのは明白ですが、攻
撃が行き詰まった時に前線の個人技だけに頼るのではなく、攻撃に厚みを持たせる
起点として働けるレジスタが居てもいいのでは・・・
昨シーズンの「守ってつないで、攻撃は前線の２人に任せる」というサッカーの再
現はあまり見たくないのです。

＞モルフェオ
トップ下での華麗なボールさばきも見物ですが、近代サッカーでは守備面などリス
クも大きいので、私もセカンドアタッカーでの起用がベストだと思います。
ＦＷとしての爆発力は無いですが、蜂の一刺しのようなコースを狙った正確なシュ
ートも持っています。
また、彼は相棒となるエースストライカーを輝かせることの出来る優秀なセカンド
アタッカーでもあり、アタランタ時代の９５−９６シーズンにヴィエリとのコンビ
で自身も１１ゴール。翌年の９６−９７シーズンにはピッポ・インザーギとコンビ
を組み、自身は５ゴールながらインザーギの２４ゴール（得点王）の立役者と言っ
ても過言では無いでしょう。

アドリアーノにピッタリの相棒かもしれません。
球離れが悪いのが最前線ならリスクも最小限？(笑)

クロスも正確ですので、個人的にはこんなプレーが見たいですね。↓
（アドのポストプレー）→（モルフェオが左に流れてクロス）→（ヒデのダイビン
グヘッド）→（ゴ〜〜〜ル！！！）

小学生時のお小遣い100円の使い道。。。

＞「ヒデの場合はひらめきというよりロジックありきの・・・」

全く持ってその通りかと。。。
彼は自分自身をファンタジー溢れる選手などと思っているんでしょうか？
「極めてロジカルなリアリスト」。。。自分にはそう思えます。
速攻から自分のマーカーに体をぶつけて振り切り、３対２の場面。
右の味方にも左の見方にもスルーを出せる、２人のＤＦが詰めてこないんなら、
自分で真ん中を突き破ってミドルシュート！彼のもっとも得意なプレーです。

左右の味方の走力と利き足、それぞれのマーカーの走力。
すべてを瞬時に判断し、いくつかある選択肢から最も得点できそうな選択をし、
それを確実に遂行する。
この瞬間的な判断力と実行力。これで彼はイタリアまで上り詰めた。
自分はそう思います。。。
（ジョホールバルでの最後の場面、左手を負傷していた相手ＧＫに対し、
その左にシュートして岡野のＶゴールに繋げた。。。という話もあります）
↑本当かよ！？（笑

それに対して、いわゆる「ファンタジスタ」というのは、
実行力以前、その思考そのものに驚きを覚える選手。
自分では「ファンタジスタ」という言葉をそうとらえています。
モルフェオはどちらかというとこっちに近い気がします。
（本当は、競った場面で、ラボーナとかやっちゃう、
　効率の悪い、「無駄に派手」な選手にしか使いたくない・笑）

「ファンタジスタに近いテクニシャン」これが自分の感じたモルフェオ像で、
得点力はそれほど高くはありません。。。
ローマの王子ほど力強い突破力はありませんしフィニッシュも比べ物には。。。
それでも若い頃には「天才」の名を欲しいままにしたその能力で、
時にびっくりさせられるようなプレーを繰り返します。。。

この「時に」というのがミソで、
いかにもビッククラブから出たレンタル先で活躍しそうな選手であり（笑
そういった所の不安が、
前言「１試合通してボールの集まる司令塔として使うのではなく・・・」
に繋がります。

今期のパルマ限定で言えば、
玉離れの悪いアドが居ますんで、あんまり玉をこねくり回さず、
決定的な場面でのみ。。。
やはりこの結論に至ります。

ベロンベーロンさん、私が読み間違えてました。モルフェオが切り札役に徹す
るべき。ってことだったんですね。一瞬のキラメキ＝ヒデと思っちゃってまし
た。ヒデの場合はひらめきというよりロジックありきの計算なんでしょうけ
ど、判断が早いからひらめきのように見える。(少なくとも昔はそんな感じの
プレイも・・・）

モルフェオに関してはあまりよく分からないんで何も言いようがないです。青
黒のチームから来たわけですが、まったーく印象にのこってないんですけ
ど・・。試合でてました？　青黒チームスキじゃないので、私がこのチームの
試合あまり見てないだけかもしれませんが。どんな選手ですか？モルフェオ。
見た目はフィジカルが強そうな感じではなさそうですけど。クリエイティブな
選手ですか？セカンドプンタ？で使え！と言うことは、よく動きシュート能力
も高いということで？　

サイドアタッカー欲しいなぁ〜。。。
ロンドンの青いチームに、
スタニッチ返してくれないか訊いてみてよ、会長さん！
どうせ使わないでしょ？

yaymeさん、レス有難うございます。今後もジャンジャン突っ込んでください。
では、まずお答えから。。。
下の一文は中田に対する一文ではありません。
あくまでモルフェオを、
１試合通してボールの集まる司令塔として使うのではなく、
セカンドストライカーとして使え！という意味で書き込みました。
（以前、イタリアではセカンドプンタ？って呼ぶってここで教わったかな。。。）

それプラス、勝負時にちょこっとボール受けて決定的なパスを出す、
そういう仕事に徹するべきだと。。。

セリエAにおいて、パルマのような「中途半端に強い」チームが、
中田やモルフェオのような選手を、「司令塔」として、
（日本人が言う、いわゆる）トップ下に入るのには大反対です。
（ここ２年くらい、ずっとここでこんな事書き続けてますね・涙）

残留争いするようなチームで、守って守ってカウンター命！なチームなら
話は別ですけど（中田＠ペルージャみたいに）

てぐすね引いて守ってる相手に格好の標的（カウンターの起点となるボール奪取）
を提供することになりかねない。特に下位チーム相手の場合ですね。。。
だからゲームメイカーは１列下がった、
多少でもプレッシャーが少ないバローネ、ブラージに託すべきだと思うんです。

相手が「白黒の審判団御贔屓チーム」とか
「青黒の生まれながらの敗北者チーム」とか
「赤黒の使いずらい選手ばっかりを集めたチーム」とか
パルマより強いチームとやるときなら、ある意味面白いとは思いますよ。
結果は別としてですが（笑

とりあえず、自分の意見はこんな感じです。。。
本当は書きたい事いっぱいあるんだけど、
中田オンリーの書き込みになっちゃうからなぁ〜。。。

開幕したばっかりなのに、1週間もあくのは長い・・・。このあいてる間に各
国代表で試合をしてるわけですが、Ｕ−２１のＥＵＲＯ予選でジラルディーノ
4得点したようです。（試合は８−１でイタリアの勝ち）ま、あくまでＵ−21
なんですけどね。ついでにブレシャーノも国際試合で初得点！調子がいいのは
頼もしい。

＞＞玉を欲しがるアドの後ろに控えるモルフェオにゲームメイカーを託すの危
険。ここぞの場面で顔を出して、一瞬のキラメキで仕事をこなす切り札役に徹
するべき。＞ヒデですね？ベロンベーロンさん。（スミマセン。オバサンの分
際で話し掛けてｗ）

ベニー様、シェフィールドＷに居られましたか。。。
羊から出たのに、
まさか同じリーグで燻ってるとは思わなんだ（涙

そう言えば羊の前はブラッドフォードだった気もする。。。

え〜、
男前な中年を獲得したおかげで、色々オプションは増えたと思います。
昨年の型（かたち）に近ずける事も可能だし（ベニー、アド、中田の３トップ）
アウトサイドのＭＦとしても使える。

まぁ、守りを考えると、
３トップはモルフェオとの絡みもあって使いにくいので、
サイドアタッカーとしての起用か、
試合後半でモルフェオに替えて２トップに移行する際の駒（ジラと併用）
というのが現実か。。。

サイドのＭＦはブレシアーノ、中田、マルキオンニ、フィリピーニ、男前。。。
パッと見、駒が揃った様に見えるが、
純粋な左サイドのアタッカーが居ないのが弱み。
左しか出来ません！。。。ってのがね。ここ数年の課題でもある（涙

真ん中の真ん中はブラージ、バローネで万全。
怪我さえなければブリギの出番は全く無し。レンタルやむなしかと。
ゲームメイカーは上記の２人がやってくれないと困る。
玉を欲しがるアドの後ろに控えるモルフェオにゲームメイカーを託すのは危険。
ここぞの場面で顔を出して、
一瞬のキラメキで仕事をこなす切り札役に徹するべき。
ブラージ、バローネが左右に散らしてサイドで勝負。
見ていて（結果は別）面白い試合になるか否か、ここが今年も生命線になる。

アド、ブラージ、バローネ、この３人以外は「替え」が利く。
今年も去年並に怪我人が少ないことを祈る。。。

明日は振休で久しぶりに完全オフ、
誰かチャットでパルマの話でもしませんか？
（女子高生特に希望）

ＩＮ：ベニート・カルボーネ（ＦＷ）
ＦＲＯＭ：シェフィールド・ウェエンズデー（ＥＮＧ）

ＯＵＴ：ＭＦマッテオ・ブリーギ（ＭＦ）
ＦＯＲ：ブレシア（ＩＴＡ）（１年間の期限付き）

カルボーネはテクニックと激しさを併せ持つＦＷ。
ムトゥの穴を埋められるのか楽しみです。
ラムーシの放出で期待されていたはずの一昨年の新人賞、ブリーギが何故か放出。
新加入のブラージの台頭は分かりますが、フロントは何を考えているのか？
ブレシアを見ると毎年良い補強をしているな、と感心してしまいます。

ホームのボローニャ相手に、なんとか終了間際に追い付きドロー。
これは結果としては、OKですよね。

ムトゥがいなくなっちゃって、どうなるのかと思いましたが、
テンポのいいサッカーしてましたよね。
ただムトゥの不在によって、より一層、アドリアーノ頼みになりすぎかな。
アドリアーノ以外の選手が点を取れるようにならないと、
今後は、ちょっと厳しい戦いになるのかなぁと不安も感じます。
逆に言えば、中田・モルフェオが点を取れるようになってくると、
今年のパルマは、かなりいい感じでいけそう。

個人的には、監督が中田に中央にいかずに、
右サイドに、へばりつくように指示してたみたいですが、
それなら、右サイドには、快速マルキオンニを起用して欲しい気がします。
中田は左サイドで、モルフェオ・アドリアーノと絡んでは？
それに左SBのセリッチとも中田は上手く合いそう。
なんとなくそう思いました。

次は、ペルージャ戦ですね。
ペルージャは、インタートトで勝ち上がってきただけあって、
チームはできあがってるはずなので、結構手強いでしょう。
ホーム開幕戦を勝ってほしいものです。長々勝手書いてすみません。

前半：
ベッペ・シニョーリのＣＫをグーリーが押し込みボローニャに先制ゴールを許しま
したが、アドリアーノがＤＦを引きずりながらの強引なミドルシュートで同点。
先制こそされますが、同点に追いついた後は終始パルマがゲームを支配する展開
で、ボールポゼッションは６：４程でしたが決定打に欠け１−１で前半終了。

後半：
シニョーリに代わって投入されたロカテッリのファーストタッチが勝ち越しのゴー
ル。２−１。
パルマ：４−４−２へ変更　モルフェオＯＵＴ→ジラルディーノＩＮ。
クロスの精度を欠いた中田が交代。代わったマルキオンニが右サイドから鋭いクロ
スを放ちアドリアーノの同点ヘッドをアシスト。

何とか追いつきアウェーでの開幕戦は２−２のドロー。

フォーメーションは４−４−１−１と表現した方が良いかもしれません。
今期もプランデッリは２人だけで攻撃するシステムを開発したようです（泣）
攻撃面では怖さに欠ける印象もありましたが、球離れの早い軽快なサッカーを見せ
ていましたので「ファンタジスタ」モルフェオと周りのプレイヤーの意思の疎通が
深まれば今後は面白そうです。
今期はアドリアーノがポストに専念している感がありますので、２列目の左サイド
の選手にはＤＦラインの裏を狙う動きが必要だと思います。
右利きで本来右サイドが本職のフィリッピーニやブレシアーノが左サイドで起用さ
れるのも、クロスではなくシュートを意識しての事でしょう。左のオープン攻撃に
はＳＢのシェリッチがフォローしていました。
守備では劣勢になるとラインが間延びしてしまう悪い癖が少し出てしまいました。
１対１の能力では定評のあるフェラーリがＤＦラインをコントロールすることが出
来るかどうかが今期ＤＦの鍵でしょうか。

フォーメーション　４−２−３−１

ＧＫ　フレイ
ＤＦ　シェリッチ　カステッリーニ　フェラーリ　ボネーラ
ＤＭＦ　ブラージ　バローネ
ＯＭＦ　ブレシアーノ　モルフェオ　中田
ＦＷ　アドリアーノ

何かと話題の中田は右サイド。
あくまでもプランデッリにとって中田は右サイドの選手なのでしょう。
ＤＨに献身的な守備を誇る２人の選手を並べたシステムによって守備の負担が軽減
し、昨季よりは中に入るプレーが許されているようで、攻撃の組み立てにも積極的
に絡んでいます。

トップ下のモルフェオは輝きを放つプレーを見せていて、本来は波の多い選手なの
ですが、ユース時代から国内屈指のテクニックを持つといわれるモルフェオが今の
状態を維持できればヒデのポジション奪取は難しそうです。

中田を含めバランス感覚に優れた中盤の４人がモルフェオとアドリアーノの攻撃を
支えるという意図がはっきり感じられるシステムで、全体の押し上げも早く球離れ
の早いシステマチックな良いサッカーを見せてくれています。

パルマの予想スタメンも4-2-3-1と4-3-1-2で分かれてますね。

（4-2-3-1）
フレイ、ボネーラ、カステッリーニ、フェラーリ、セリッチ、
ブラージ、バローネ、中田、モルフェオ、ブレッシャーノ、
アドリアーノ

（4-3-1-2）
フレイ、ボネーラ、カステッリーニ、フェラーリ、セリッチ、
中田、バローネ、ジュニオール、
モルフェオ、ジラルディーノ、アドリアーノ

個人的には、4-2-3-1でいってほしいのですが、
あまりにも、プレシーズンマッチで機能してなかったので、
かなり不安ですが、新生パルマに頑張ってほしい！